Alfred 3 があれば Quicksilver と Textexpander はもういらない


Mac のランチャーアプリ「Alfred 3」がリリースされていた。
僕はずっと Quicksilver を使っていたんだけど、新しい Alfred はスニペット機能が搭載されているとのことで Textexpander を捨てて乗り換えできるかもしれないとワクワク。

  • Textexpander はサブスクリプション制になってしまったので、毎月 4.16ドル(年間契約だと毎月 3.33ドル)のお金がずっとかかる。まぁ、無料版を使っていたんだけど、ちょっと高いですよね。
  • Textexpander 無料版はちょいちょいダイアログが出てくるので、作業の邪魔になっていた。しかも、5時間の節約を超えたとかで「今後自動展開を止める」というダイアログが出てくるようになったので、もう限界だった。
  • iMac では Quicksilver も Textexpander もやや不安定だったので、かなり安定している Alfred 3 は助かる
  • Quicksilver と Textexpander の2つのアプリが Alfred 1つで済むようになって嬉しい

スニペット機能が無料で使えるのかなと淡い期待を抱いていたんだけど、現実は甘くなかった。


「この機能は Powerpack が必要だよ」だって。あぁ、そうですかそうですか……。

Powerpack を買うと使える機能は?

Powerpack の Single License は 17ユーロで買うことができる。リリースされたばかりだからといって、セールは無さそう。
(個人的に嬉しい機能はマーカーしてある部分です)
  • スニペット(定型文)の自動展開!
  • テーマのカスタマイズ!
  • 検索機能のカスタマイズ。
  • クリップボード履歴が使える。画像やファイルも履歴に残るとのこと
  • iTunes の操作
  • 「連絡先」アプリを検索
  • ターミナル
  • ワークフロー機能。何に使うかよく分からないけど、きっと便利なのだろう

無料版でも使える嬉しい機能

  • a でアマゾン、g でグーグル等と指定してからの検索
  • 辞書アプリの検索
  • 計算機

実際に使ってみた感触

  • ホットキーで呼び出すとき、Quicksilver より安定している感じがする
  • インクリメンタルサーチしてるときも早い。アプリケーションが軽量化されただけある。間違いなく Quicksilver より速い
  • Quicksilver と違って、日本語も通る
  • General > Alfred Hotkey を選択して、コマンドキーを素早く2回入力する ⌘ double tap として登録しておくと、片手で起動できるし速い。でも、誤動作もしやすいです。僕は ⌘ + Space で起動しています。

とりあえず無料版を使ってみて、感触が良ければ Powerpack を買ってみました。3,000円しないくらいだと思う。
Powerpack の機能も少しづつ解説していきます。

スニペット機能(Snippets)



自動でスニペットを展開させるには、Snippets の設定で Automatically expand snippets by keyword のチェックをオンにします。
システム環境設定の セキュリティーとプライバシー > プライバシー > アクセシビリティ が開きますので Alfred Text Service のチェックをオンにします。

Alfred の Placeholders の機能を使うことで、現在の日付や時間を取得してスニペットとして挿入することができます。
ATOK の場合「きょう」などと入力した時の日時の表示をカスタマイズできるので、この機能はいらないでしょう。でも、Google 日本語入力を使っている場合、日時の表示を自分でカスタマイズできないので、この機能は重宝します。
ただし残念ながら Textexpander のようにできないこともあります。
  • 展開後のカーソル位置を指定することはできない
  • スニペットの中に別のスニペットを指定はできない
  • 明日、明後日のような柔軟な取得ができない

作成したスニペットは書き出しができます。Collection のリストから選択して右クリックで Export... を選択します。Alfred 3 を持っている友人や同僚をそのファイルを渡せば使うことができます。ファイルをダブルクリックするだけで Import できます。

iTuens の操作

  • itunesShow the iTunes Mini Player を選択することでミニプレーヤーを起動
  • Next Track で次の曲に移動できる
  • Play または pause で再生/停止

テーマのカスタマイズ



Appearance からテーマを選択することができますが、自分でテーマを作成することもできます。
テーマのカスタマイズは、下記の方法があります。
  • サイズを変えたい要素をクリックして、上下に動かすことでサイズ変更することができる
  • 要素をクリックすることで、カラーピッカーが現れて色の変更ができる
  • 上部にある Font を選択して上下にドラックすると、フォントが次々に変わります
  • 右上のアイコンをクリックすると、例として表示されている背景画像が切り替わります

作成したテーマは Alfred の公式サイトで共有することができます。共有したい場合、作成したテーマをリストから選択して右クリックをして Share on alfredapp.com を選択します。不特定多数に共有するわけではなく、リンクを誰かに教えるタイプのようですね。
さっそく作成したので共有してみます。上のスクリーンショットと同じテーマになります。白いテーマはさりげなさすぎて気付かないことがあるので、黒を好んで使っています。
https://www.alfredapp.com/extras/theme/g6eZP61bsj/

スポンサーリンク