Mac での定型文は「Clipy」にしました



Mac で定型文を管理するアプリ Clipyダブルタップ起動に対応していたので、本格的に導入することにしました。Clipy は、開発が止まっている ClipMenu を元に改良されたソフトです。

ダブルタップで起動できる定型文ソフトとしては、じつは Mac OS9 時代に T.Clip X Std というソフトがありましたが、それとほぼ同じ操作感になりました。Trinityworks という会社が製作していたんだけど、いつの間にか無くなっていたんですよね……。
でも、Clipy のおかげでまた便利に定型文を使えると思うとうれしいです!

今までは定型文管理に Alfred を使っていました。
Alfred は Textexpander と同じく数文字を入力するだけで展開するタイプです。
Alfred は使い続けるうちに、いろいろと不満がたまっていきました。
  • Alfred は一覧から選択して入力することができないので不便だった。
  • だから、すべての省略形を覚える必要があったんだけど、当然すべては覚えられない
  • メイン機能であるアプリケーション呼び出しがワンテンポ遅かった。アプリ呼び出しは Quicksilver に戻したい
  • というか、全体的に Alfred は動作が遅い

ちなみに Textexpander は月額制になってしまったし、ぼく自身が iPhone から Android に変更したので使うことがなくなりました。定型文管理に毎月ワンコインを支払ってられません。

定型文の移行は、地道にひとつひとつ手作業でやりました。
どちらのソフトも Export と Import を備えていますが、規格が違うので移行には使えませんでした。

定型文の編集は「スニペットの編集」から行います。

Clipy のメリット

  • 特殊キーのダブルタップ起動に対応している。
    • 最初は command ダブルタップに設定していたけれど誤作動が多いので、option ダブルタップに変更した
  • 選択するだけで定型文を入力
    • 省略形を覚える必要がない
    • 省略形を考える必要もない
  • ついでに、コピペの履歴を使いまわす機能もある
  • フリーソフトだから無料!
  • Alfred よりも、ずっと軽快に動作する
  • エクスポートを使うことでバックアップができる

変更するとはかどる Clipy の環境設定

  • 環境設定 > メニュー > メニュー項目の先頭に数字を付加 をオフにした。数字がない方が見やすいから。
  • 環境設定 > ショートカット > メインメニューoption doble tap に設定しています。option キーを2回続けて押したら設定できます。最速で定型文を使えます。慣れるまでは間違えて Clipy を起動させてしまうかもしれませんけど……。
  • 環境設定 > 一般 > アピアランス > ステータスバー・アイコン はなしにしてます。ショートカットで呼び出すので、ステータスバーには無くてもいい。
  • 環境設定 > 一般 > クリップボード履歴 > 記憶する履歴の数 を 20項目に変更。30項目もいらない。
  • つづいて、 環境設定 > メニュー > フォルダに内包する項目の数 を 20項目に変更。これでコピペの履歴をひとつのフォルダにまとめてくれるので見やすくなります。
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